Youtubeで無料で有名予備校講師の授業が受けられる「ただよび」が倒産してしまいました。
ただよびは、お金のある家庭とお金のない家庭でどうしても学力の差が生じてしまうことや東京や大阪などの都市圏と地方ではどうしても情報量に差があって教育格差が生じてしまうことからそれをなくそうということで始まった画期的なプロジェクト。
そんな画期的なプロジェクトであるただよびはなぜ倒産(破産)してしまったのでしょうか?
ただよび倒産(破産)理由はなぜ?
ただよびは、元々有名予備校講師の森田鉄也(もりてつ)先生と吉野敬介先生と吉野先生の知り合い(元教え子?)の会社が手を組んで始まったものらしいです。
しかし、その知り合いの会社は元々AKBのゲームなどを作っていた会社だった為、ただよびのような教育事業をやるのはまったくの初めてで、言わば教育に関しては経営の素人だった訳です。
AKB関連では華やかな世界なんで接待などの交際費を多額に使い込んでもそれがビジネスにつながることも多々あったと思うのですが、教育事業は同じようにやっても当然上手くはいかず、ただよびにおいても、接待などの交通費を多額に使い込んでしまっていたり、さらに一等地である青山にスタジオを構えて、関西や名古屋からも講師を呼んで、必要以上の多額の経費を使ってしまっていた為、お金が回らなくなり破産してしまったのだとか。
当初はYoutubeで出た利益のうちの何割かは講師にギャラを渡すという契約になっていたのにも関わらず、こんな状態だったので、もりてつさんや数学の永島先生、現代文の宗先生を始め多くの講師にはお金がまったく振り込まれず無給で働かされていたみたいです。
一方で一部の大物講師には多額のギャラが振り込まれていることが発覚し、もりてつさんを始め、多くの先生が不信感からただよびから去っていき、ただよびのコンテンツの質も自ずと低下していき、動画の再生自体も回らなくなり、ますますお金が回らなくなったみたいですね。
その後、巨大なスポンサーがついてようやく講師に1本5000円ほどのギャラが振り込まれるようになったそうなのですが、年間で動画を3000本上げろという無茶な契約だったみたいです。
各講師は休みの日を潰して必死にただよびの授業を収録して、ただよびは一時毎日10本前後の動画が上がるようになり、当然視聴者は毎日10本も動画を見れない訳なんで、どんどん再生数も下がっていきました。
肝心の視聴者の意向を無視してお金儲けに走った結果、倒産に追い込まれてしまったようです。
他に、根本的なこととして、ただよびに限らず無料で学べるようなものは、本当にやる気のあるごく一部の生徒以外、動画なんてまず見ないです。
やっぱり無料だといつでもサボれるし、お金を出してくれた親に対して申し訳ないという気持ちもないことから、尻に火かつかないんですね。
そういう意味でも動画が回らなくなり、破産につながった部分はあるでしょう。
ただよび配信停止になる?
ただよびは破産が決定してからも多くの動画が普通に見れます。
今後すべての動画が見れなくなる可能性は当然あると思うのですが、受験生の為にもそうならないようにもりてつさんや宗先生を始めとする先生がこれから交渉していくらしいです。
今後の動向が気になる場合は、もりてつさんのYoutubeをマメにチェックすることをおすすめします。
ただよび倒産の理由まとめ
- 運営会社が元々AKB48のゲームで当てた会社で教育事業に関してはまったくの素人だったので、AKBと同じように多額の交際費を使い込んでしまったり、必要以上の経費を使い込んだ為、お金が回らなくなった
- 講師に再生数の何割かはギャラを渡すという契約だったのに、ギャラが支払われることはなく、多くの講師は無給で働かされていたが、一部の大物講師には多額のギャラが振り込まれていることが発覚し、多くの講師がただよびから去って、ただよびのコンテンツの質が低下し、動画が回らなくなった
- その後、スポンサーがついて1本5000円程度のギャラが支払われるようになるが、1日10本の動画を上げるという無茶な契約で、視聴者はそんなにも動画を見ることが出来ず、余計に動画の再生数が下がった
- 無料で学べるものは、いつでもサボれたり、プレッシャーもかからないので、本当にやる気のあるごく一部の生徒以外は動画なんてまともに見ないので動画が再生されない
以上、ただよびが倒産してしまった理由についてまとめてみました。
詳しいことはもりてつさんのYoutueの動画や高瀬先生の動画を見ると分かると思います。
個人的にはもりてつさんのlive動画で登場した現代文の宗先生の発言が最も分かりやすかったです。
興味のある方はYoutubeでも動画を見てみてください。