2021年、2022年とセ・リーグ2連覇を達成しながらも昨年は5位、今年も中日と最下位争いをしている東京ヤクルトスワローズ。
ヤクルトと言えば、WBCでも4番を打った村上宗隆選手やトリプリスリーを何度か達成している山田哲人選手などスター選手は揃っており、他球団が軒並み苦労している外国人バッターもヤクルトはサンタナ、オスナと活躍しているイメージです。
いったいなぜ今年のヤクルトはここまで弱いのでしょうか?
ヤクルトスワローズはなぜ弱い?2024年弱すぎる理由!
ヤクルトスワローズが今年弱い理由を簡潔にまとめてみました。
1 先発陣の不足
先発陣が序盤に点を取られて負けが確定するケースが多いということです。
先発陣では、サイスニードが2勝6敗、ヤフーレが5勝9敗、丸山翔太は0勝0敗、長谷川宙輝が1勝0敗、高橋奎二が4勝7敗、吉村 貢司郎は5勝7敗となっています。
200勝を目指す石川雅規もさすがに44歳となって衰えは隠せず、勝ち星に恵まれない、復活を期待されていた奥川恭伸もコンディション不良のアクシデント。
さらには、毎年即戦力と言われるドラフト1位投手を獲得するも、結局は計算通りにいかず、戦力になっていません。
各球団には先発の柱となる絶対的エースが1人はいますが、東京ヤクルトスワローズに関しては正直思い浮かないほど深刻な先発投手不足となっています。
2 抑え投手がいない
抑えの絶対的エースだった昨年マグガフ投手が退団し、代わりにクローザーを担っている田口麗斗投手が安定感に欠けており、今シーズンは調整不足から救援失敗を繰り返しています。
元々ヤクルトは接戦をものにして勝っていただけに、守護神が安定しないことが大きな痛手となっています。
昨年は田口投手が踏ん張っていましたが、田口投手が不調になると、代わりの守護神がいない訳で、今シーズンも抑えの補強をしなかったのがヤクルトが弱い大きな理由の1つです。
3 主力打者の衰え、不調、故障
一昨年三冠王を取った4番村上選手も他球団に徹底的にマークされており、球威のあるストレートで差し込まれる場面が目立っており、以前のような成績を残せていないのがヤクルトが弱い原因の1つ。
また、山田哲人選手が故障しがちで以前ほどの活躍は見込めず、メジャーから復帰した直後は大活躍していたベテラン青木宣親選手も昨シーズンから衰えが目立っています。
1番バッターとして打撃力・出塁率で大きな貢献をしてほしい塩見選手がシーズン序盤に怪我で離脱してしまい、大幅に戦力ダウンしています。
オスナ、サンタナと外国人選手が活躍しているのが救いではありますが、軸となるような日本人打者がほとんどおらず、チームの成績も安定しないというのが現状。
ヤクルトスワローズが2024年弱い理由まとめ
- 先発投手が圧倒的に不足しており、規定投球イニングを達成している投手が1人もいない
- 守護神マグガフが退団し、それに代わる抑えを今年も補強しなかったので、接戦に極端に弱くなっている
- 塩見、山田哲人、奥川など主力選手の故障による離脱
- 4番村上が他球団から徹底的にマークされており、一昨年の三冠王とは程遠い成績に低迷
- 44歳の石川、42歳の青木などベテラン選手の衰えも顕著
以上、今年ヤクルトスワローズが低迷している要因について簡潔にまとめてみました。
元々ヤクルトは僅差のゲームをものにしていただけに、投打のバランスが崩れると一気に崩れ落ちてしまっている印象です。
最下位で終わるようなチームでは決してなく、シーズンは長いので、残り30試合の巻き返しに期待したいと思います。