東京チカラめしの千葉県の新鎌ヶ谷店が閉店することになり、残るは大阪・日本橋店の1店舗のみとなってしまいました。
東京と名のつく店なのに東京や関東から店舗が1店舗もなくなるというのは非常に寂しい限りです。
東京チカラめしと言えば、焼き牛丼でブレイクし、一時は130店舗まで店を拡大させ、吉野家や松屋、すき家と遜色ないほど勢いがあったと思うのですが、なぜ閉店ラッシュに追い込まれたのでしょうか?
東京チカラめし閉店ラッシュの理由はなぜ?
なぜ、大量閉店に追い込まれたのか?いくつか理由をまとめていきます。
1 スタッフの育成が間に合わなかった
東京チカラめしは一気に店舗を拡大した為、あっという間に人が足りなくなり、スタッフの募集が追い付かず、外国人スタッフも大量に採用しました。
それにより、日本語がまともに通じない、注文が聞き取れない等お客さんから多数のクレームがあり、接客レベルが追い付かなかったと言われています。
また、スタッフが足りない分、掃除が疎かになり、ライバル店と比べると明らかに汚い店なども増えてしまい、客足が遠のいたこともあったとか。
2 回転率が遅い
牛丼チェーン店は価格競争が激しく、数を売らないことには利益が取れなくなっていきます。
東京チカラめしは焼き牛丼が売りだった為、肉を焼くのにどうしても時間がかかってしまい、吉野家や松屋のように1分以内に商品が出てくることはなく、5分程度時間を要します。
それによって回転率が悪くなってしまい、思うように利益が取れなかったという話です。
3 即撤退の経営方針
運営元の三光マーケティングフーズは儲けがなくなった即撤退の経営方針で、2014年から徐々に閉店をし始めて、2015年からは一気に大量に閉店していきました。
商売をやる上でこの引きも非常に大事なことで、引くタイミングを間違うと赤字を垂れ流すことになってしまいます。
そうならないためにも早めの決断をし、新規事業に力を入れることにシフトしたようです。
東京チカラめし閉店ラッシュの理由まとめ
- ピーク時130店舗あった東京チカラめしは大阪・日本橋店の1店舗のみになった
- 一気に店舗を増やした為、スタッフの募集が間に合わず、日本語がままならない外国人スタッフを大量に採用するなどし、接客レベルが低下した
- 人が足りないことで、ワンオペで1人を店番する店なども多く、店内の掃除にまで手が回らなくなり、不衛生な店が増えた
- 東京チカラめしの一押しメニューである焼き牛丼は肉を焼くのに時間がかかってしまい、吉野家や松屋に比べると回転率がなり悪くなり、店がまわらなくなった
- 運営元が儲からなければ即撤退の経営方針で採算の取れない店を次々に閉店させた
以上、東京チカラめしが閉店ラッシュに追い込まれた原因についてまとめてみました。
私も何度か利用したことがありますが、決してまずい店ではなく斬新な店でだけに復活して欲しいです。