今の10代とか20代前半の若い人は知らないかもしれないですが、お正月の特番と言えば、フジテレビで毎年放送されていた新春かくし芸大会が最も有名でした。
マチャアキ(堺正章)さんのかくし芸が楽しみで私も子供の頃から毎年のように見ていました。
新春かくし芸大会は1964年から2010年までなんと46年間も放送され続けていたんです。
しかしながら、2011年以降新春かくし芸大会が放送されなくなり、2022年まで1度も復活することもなくなりました。
いったいなぜ新春かくし芸大会が放送されなくなってしまったのでしょうか?
新春かくし芸大会放送されなくなった理由はなぜ?
理由はいくつかあるのですが、まず視聴率が年々低下してしまったことが原因の1つ。
1980年のピークの時は視聴率が48.6%もあり、1990年代も20%前後の高い視聴率をキープしていましたが、2009年の放送では8.6%、2010年の放送で9.2%と2年連続一桁の視聴になったことから、事実上の打ち切りになったという話です。
続いて、新春かくし芸大会では普段バラエティに出演しないような俳優さん、女優さん、アイドル、歌手などがたくさん出演することが売りの1つでしたが、時代が変わってきて、俳優さん、女優さん、アイドルも普通にバラエティ番組にも出演するようになり、他のバラエティと差別化できなくなったこともあると思います。
新春かくし芸を見なくても、他の特番を見れば、済むようになったということですね。
続いて、新春かくし芸も紅白歌合戦同様、何度も何度も本番までにリハーサルを行っていたようで、年末の忙しい時期にスケジュール調整が難しいという問題が多方面で出ていたようです。
昔はかくし芸の視聴率が30%も40%もあったので、他の仕事よりも優先して新春かくし芸に出演していた俳優さんや女優さんも、視聴率や人気の低迷に伴い、だんだん出演したがらなくなったことで、打ち切りに追い込まれたという話です。
新春かくし芸大会放送されなくなった理由まとめ
- ピーク時は48.6%も視聴率があった新春かくし芸大会であるが、晩年は2年連続一桁の視聴率になったことから打ち切りになった
- 普段バラエティに出演しないような歌手やアイドル、俳優さんが出演するのが新春かくし芸大会の魅力の1つだったが、時代が変わって、かくし芸以外の特番にも普通にバラエティに出演するようになったので差別化が出来なくなった
- かくし芸は本番までに何度も何度もリハーサルを重ねるので、スケジュール調整が難しく、視聴率や人気の低迷によって、売れっ子の歌手や俳優さんとの出演交渉が難しくなった
新春かくし芸が放送されなくなった理由についてまとめると以上のようになりました。
長年かくし芸を見ていた世代の人にとっては、なんだか寂しくもありますが、復活は難しいようです。