M1グランプリ2025決勝進出者9組のうち6組が吉本興業所属の芸人で、吉本以外では3組しか決勝に進出していません。
3分の2が吉本で3分の1が吉本以外という構成になっています。
昨年、一昨年のM1も吉本興業所属の令和ロマンが優勝しており、M1は吉本の為の大会なのか?という声が毎年少なからず上がります。
そこで、M1歴代優勝者で吉本以外のコンビとなぜ吉本が多いのか?検証してみました。
M1グランプリ吉本以外の優勝者は誰?
過去のM1グランプリで吉本以外で優勝したのは、第2回のますだおかだ(松竹芸能大阪)、第4回のアンタッチャブル(プロダクション人力舎)、第7回サンドウィッチマン、(フラットファイブ)、第17回錦鯉(ソニーミュージックアーティスツ)、第18回ウエストランド(タイタン)の5組のみ。
M1グランプリ20回開催のうち5回のみ吉本以外のコンビが優勝しています。
75%の確率で吉本興業所属の芸人が優勝しており、吉本以外の芸人が優勝する確率は25%となっています。
では、なぜM1グランプリでは吉本ばっかりが優勝するのでしょうか?
M1グランプリ吉本ばっかり優勝するのはなぜ?
M1グランプリで吉本所属の芸人ばかり優勝するのは吉本は大阪・東京だけでなく常設の劇場を全国主要都市に何個も持っているので、吉本以外の芸人に比べて圧倒的に場数が多いことが挙げられます。
吉本芸人は場数が多い分、それだけ経験もしている訳ですし、アドリブも効きます。
劇場の出番だけでなく営業も多数こなしているので、それだけ強いということです!
他の事務所の芸人は営業に行くことはあれど、自前の劇場がないことがほとんどであることから、どうしても場数をこなしていないので圧倒的に経験の面で吉本所属の芸人の方が有利になります。
続いて、単純に吉本興業所属の芸人のM1にエントリーする数が他の事務所に比べて圧倒的に多いことが挙げられます。
M1出場者のうち全体の4割から5割が吉本所属という話もあり、他の事務所に比べて人数が圧倒的に多いのでそれだけ優勝者も多いですし、決勝進出者もどうしても多くなります。
それから、M1グランプリの主催者がABC(朝日放送)と吉本興業だからというのは間違いなくあるでしょう。
M1グランプリは元々当時吉本興業のトップ芸人だった島田紳助さんがお笑い芸人がM1によって売れるきっかけを掴んだり、逆に才能がない人には辞めるきっかけを作る為に企画して出来た大会です。
M1は吉本興業主催だから当然吉本所属の芸人を売りたい訳ですし、制作局であるABCも大阪の放送局で吉本興業とつながりが昔から非常に深いです。
となると、どうしても吉本有利になることは間違いないでしょう。
M1グランプリ吉本まとめ
- M1グランプリ過去20回開催のうち吉本以外で優勝したコンビはますだおかだ、アンタッチャブル、サンドウィッチマン、錦鯉、ウエストランドの5組のみ
- M1で吉本所属の芸人が優勝するのは75%、吉本以外のコンビが優勝する確率は25%
- 吉本は大阪・東京だけでなく自前の常設の劇場を何個も持っているのと、営業にも行くので吉本の芸人はそれだけ場数をこなしている
- 吉本以外の芸人は所属事務所が自前の劇場を持っていないことが多く、場数がどうしても足りていない
- M1に参加する芸人のうち4割から5割は吉本興業所属の芸人という話で、人数が多い分それだけ吉本が優勝する可能性も決勝に残る可能性も高い
- M1グランプリの主催者が吉本興業とABC(朝日放送)なので吉本が圧倒的に有利になる
M1で吉本が強い理由をまとめるとこのようになりました。
最近はあまりに吉本勢の優勝が多すぎるのが気になるところです。
吉本以外の非吉本所属の芸人さんにも頑張って欲しいです。
